著書:相続コンサルの奥義のレビューを通じて。
3年前の著書「相続コンサルの奥義」は、不動産コンサルティングマスター相続対策専門士をはじめ、いくつかの資格を取り日々勉強に励んでいる仲間達との共著であった。
私自身、出版以降『相続とは何だろう』というテーマについて考えを巡らせているが、なかなか纏まらず、悶々としていた。
先日、たまたま、書籍のレビューを見たら写真の様な意見に目がとまった。
「法的な事に触れていない」「法務税務の根拠に乏しい」とういう意見だ。
確かにこの書籍では法的な事は余り触れていない。
特段、共著者同士で打ち合わせした事はないが、私は、不動産コンサルが税務法務を語る事は高次元の知識を持つ専門家に対して失礼にあたる事、又、法的な事は専門家に任せて、不動産コンサルタントしか解決できない事が自分の役割であると考えている為、法的な事は余り触れていない。
書籍は、読み手の身の丈、立ち位置、価値観などによって、良書にも悪書にも変わると言われている。
相続=法律、税務という固定概念が、相続の現場を混乱させている事があり、その固定概念が、今回のレビューから垣間見れる。
確かに法律や税務は重要である。
高次元の法務税務知識でしか解決できない事も多い。
しかし、不動産権利調整の現場では法務税務(理屈)では解決できない事も多く、一見不合理な判断と思われる事が最も合理的であったというケースを数多く経験してきたからこそ、頂いた貴重なレビューで、改めて自分のやるべき事に気づけた。
法律や税務の根拠が相続にとって重要と考え、理屈を最優先する専門家がいるからこそ、対局に居る私の仕事が光る。
本当にありがたい。
投稿者プロフィール
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<事務所名/肩書き>
株式会社ダントラスト 代表取締役
株式会社 ムサシコンサルティング 代表取締役
宅地建物取引士
(公認)不動産コンサルティングマスター相続対策専門士
コミュニケーション能力認定1級
認定ファシリテーター(㈱プレスタイム社)
<プロフィール>
1969 年生まれ、東京都杉並区出身。
投資不動産デベロッパーにて、執行役員として150 棟を超えるマンション開発に携わる。
多くの専門家とのネットワークと、用地買収に不可欠な権利調整の実務経験を活かし、権利調整を得意とする、超実行型不動産コンサルティングとして、平成25年3月に独立開業。
令和元年(公益財団法人)不動産流通推進センター主催の事例発表会にて、近隣紛争中の再建築不可物件を再建築可能にした事例(埼玉県飯能市の潜在空き家の活用事例)にて、「不動産エバリューション部門」優秀賞を受賞。
現在、全日本不動産協会東京本部中野杉並支部行政担当(杉並区)副委員長を務め、行政が抱える不動産課題の解決に尽力している。
<セミナー講師及び相談員等の活動実績>
・全日本不動産協会 神奈川支部及び神奈川本部海老名支部の法定研修会をはじめ、某生命保険会社の社内研修、不動産コンサルティング協会(東京支部、静岡支部)・NPO法人相続アドバイザー協議会・一般社団法人全国空き家相談士協会・その他建築会社の家主向けセミナーなど数多くの講師を務める。
<主な著書など>
相続コンサルの奥義(プラチナ出版)
週刊住宅 平成30年11月12日号から「誰でもできる権利調整コンサル」を隔週掲載
週刊現代
平成31年1月5日、12日号「死ぬ前と死んだあと」特集に寄稿
令和元年9月14日、21日号 『あなたの人生、老親の人生「最後の一週間」の過ごし方』特集に寄稿
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