『越境』
ご相談頂いている土地の境界標確認。
境界線の左右とも地主さんが所有しているのですが、事情があって左側の難あり不動産を売却します。
自分の敷地内であれば、気にする事もないのですが、昨今、越境物の取り扱いは面倒です。
以前も同様の投稿をしましたが、被越境地に建築物を建てる場合(確認申請時)に、行政などの審査機関から、建ぺい率や容積率の基になる面積から被越境面積の除外を求められます。
よって、土地開発者の立場からすると、数㎡ですが、容積が大きく、土地単価が高い地域の場合、その分価値を下げたいと考えるわけです。
又、そもそも土地の境界線とは「所有権の境とは限らない」と定義されているので、将来のトラブルを避ける為にも、今回は、越境している屋根を切ってしまうか、土地を切ってしまうか考える事となります。
さてどうしようか。
投稿者プロフィール
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<事務所名/肩書き>
株式会社ダントラスト 代表取締役
株式会社 ムサシコンサルティング 代表取締役
宅地建物取引士
(公認)不動産コンサルティングマスター相続対策専門士
コミュニケーション能力認定1級
認定ファシリテーター(㈱プレスタイム社)
<プロフィール>
1969 年生まれ、東京都杉並区出身。
投資不動産デベロッパーにて、執行役員として150 棟を超えるマンション開発に携わる。
多くの専門家とのネットワークと、用地買収に不可欠な権利調整の実務経験を活かし、権利調整を得意とする、超実行型不動産コンサルティングとして、平成25年3月に独立開業。
令和元年(公益財団法人)不動産流通推進センター主催の事例発表会にて、近隣紛争中の再建築不可物件を再建築可能にした事例(埼玉県飯能市の潜在空き家の活用事例)にて、「不動産エバリューション部門」優秀賞を受賞。
現在、全日本不動産協会東京本部中野杉並支部行政担当(杉並区)副委員長を務め、行政が抱える不動産課題の解決に尽力している。
<セミナー講師及び相談員等の活動実績>
・全日本不動産協会 神奈川支部及び神奈川本部海老名支部の法定研修会をはじめ、某生命保険会社の社内研修、不動産コンサルティング協会(東京支部、静岡支部)・NPO法人相続アドバイザー協議会・一般社団法人全国空き家相談士協会・その他建築会社の家主向けセミナーなど数多くの講師を務める。
<主な著書など>
相続コンサルの奥義(プラチナ出版)
週刊住宅 平成30年11月12日号から「誰でもできる権利調整コンサル」を隔週掲載
週刊現代
平成31年1月5日、12日号「死ぬ前と死んだあと」特集に寄稿
令和元年9月14日、21日号 『あなたの人生、老親の人生「最後の一週間」の過ごし方』特集に寄稿
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